ずいぶん前の話になるけど、陣内智則の離婚会見を見た。
さして興味は無かったけど、藤原紀香の大ファンである妻に勧められて。
妻は、陣内君のだらしなさを見せたかったみたいなんだけど、見終わって僕はこう言った。
「もう、全然好きじゃないんだね」
そう、会見の中で、陣内君は自分の落ち度を責めるばかりで、
紀香への愛について一言も触れなかったのだ。
「彼は呑み込もうとしているみたいだけど、
陣内君が一方的に悪かったったようには見えないな。
夫婦のことは他人には分からないよ」
こう言われ妻はショックだったみたいで、
半ベソになりながら、ぶうぶう文句を言っていた。
なんで夏も終わる今頃に思い出したかというと、
酒井法子容疑者の覚醒剤取締法違反について、
連日の報道をちらちらと見せられているうち、同じ事を思ったから。
妻の立場も考えず覚醒剤を勧めた夫は、どうしようもないクズ男で、
「こんな男と比べたら俺なんてずっといい男だ」なんて思ってしまうけど。
でも、常にストレスと隣り合わせのタレント活動の中で、
のりぴーにとって高相祐一氏の存在が、どれだけ支えになっていたかは、
僕のつたない想像力では、たぶん分からないだろう。
夫婦のことは、本人同士にしか分からないよ。
タレントのゴシップに群がる人の気持ちも分かるけど、
一介の他人としては、そっとしてあげて欲しいと思う。