お隣さん。
4月の末に、前の人がいつの間にか越していったと思ったら、程なくして新しい人が入っていた。
自分の記憶が確かなら、この12年の間に、お隣は入れ替わって今回が4世帯目。
前の二組は、いつの間にか子供が生まれてた。
「子宝部屋」って密かに呼んでいたのは内緒だ(^^A;
ところが直前の世帯は、どうも（まだ？）子宝に恵まれる前に出ていったようだ。
そしてその後に入ってきたのは、どう見ても、もう子宝に恵まれなさそうな方々。
…って言っては失礼だけど、御歳を召したお母さんと娘さんだった。
娘さんのダンナさんも同居しているのかな？聞きそびれたけど、多分居ると思う。
そんな具合だったので、ちょっと違和感を感じていた。
引越しの挨拶に来られたとき、話を聞いて謎が解けた。
「すみません、まだ御名前伺ってませんでしたけど…」
「あっどうも、Nと申します。」
「あれっ、ということは、オーナーさん？」
この建物は分譲住宅なので、賃貸住戸は各オーナーが個別に貸している。
隣のオーナーさんの御名前を、何のときに聞いたかは、もう忘れてしまったけど。
でも12年も住んでりゃ、そりゃ聞く機会もあるよね。
(続く)