僕の仕事というのは、ときにフィリップ・マーロウにも似たものがあるかもしれない。
もしシステム屋として喰えなくなったら、探偵稼業でもはじめようか。
アドレスが漏れた件の続き。
ほぼ全ての迷惑メールが英文であることから、うっかりウィルスを踏んだのかと思った。
ところが不思議なことに、使用頻度がダントツに高い、仕事用アドレスは漏れていない。
逆に、この2ヶ月以上の間、全く受け取る事の無かったmixiアドレスが何故漏れる?
もちろんこのアドレスを使って、僕が誰かにメールを出したことは、只の一度も無い。
少なくとも僕は、友人知人のアドレスをバラ撒いたわけではなさそうだ、と、胸を撫で下ろした。
ということは、やはりmixiの画面を開いている間にやられた可能性が高い。
そうであるならば、記録に残るはずだ。
…と思ったのだけど、無い。
強いて言えば、ちゅーやん経由でアクセスした、診断?サイトくらいだけど、これは多分シロだと思う。
ばっしーの所の点取り占い?そんなまさか。
迷惑メールのほうは、既に手当てを済ませ、全て拒否するようにした。
手口が分からないのがスッキリしないけど、相手は愉快犯であるようだし、もう実害は無さそうだ。
忙しいんだから、これ以上の追求は止めておこう。
やっぱり僕はフィリップ・マーロウにはなれそうも無いな。